ミヒライ・エリキン母語賞は誰に与えられますか?

強制収容され消息を絶った親を探すために日本から帰国し、その後自身も強制収容され、30歳の若さで収容所で死亡したウイグル人女性ミヒライ・エリキンさんは、人生の最後の5年間を日本で過ごしていました。ミヒライさんに関する詳細な情報は、本サイトの「ニュース」メニューをご参照ください。

彼女は、日本留学中に、研究に励む傍ら、在日ウイグル人の子供たち向けのウイグル語教室で教師を勤め、多くの子供や親たちから尊敬されていた頼もしい存在でした。

ウイグル独自文化の根幹であるウイグル語を在日ウイグル人の子供たちへ継承していく上で彼女が果たした功績を記念し、また、中国当局によって強制収容された何千人ものウイグル語教師の功績を記念するために、そして、世界各国のウイグル人コミュニティにおけるウイグル語の継承活動を促進するために、日本ウイグル協会は「ミヒライ・エリキン母語賞」を設立しました。

「ミヒライ・エリキン母語賞」は、年に1回、ミヒライさんの誕生日である2月23日に、ウイグル語の継承活動で優秀な成績を持つ教師1名と生徒2名に贈られます。

世界中から応募が可能で、受賞者は選考委員会によって選ばれます。受賞者には、ミヒライさんの写真がデザインされた記念バッジ、表彰状、賞金(教師10万円、生徒5万円)が贈られます。